アラビア文字を少し学んだけれども、その次の学習がいまいち進まないなと感じている方へ。
アラビア語に限らずどんな語学もそうなのですが、文字の書き方を学んだ次のステップというのは単語を覚えることです。
でも、アラビア語のように、とにかく初めてのことが多い、学習言語においては単語を覚えるのがなかなか大変なのです。
私もアラビア語を学びたてのころは、何回アラビア語の音を聞いてもアラビア語の欠片も頭の中に残りませんでした。
会話の基礎となる表現を本丸ごと一冊覚えようと意気込んで会話の音声を何度も聞いて毎日学習はしていたのです。
移動する電車やバスの中でイヤフォンを耳に突っ込んで会話を覚えようとしているうちに、よく寝てしまいました。
一時間ぐらいの往復の道のりだったので、睡眠学習の効果でもでていればよかったのですが、そんなこともなく。
悲しい気持ちでした。
しかし、一発で単語が耳に入ってくる体験というのをしたことがありました。
それはエジプトの女子学生と一緒にお料理を作るという体験をしたときのことです。
彼女はハナアさんといって当時の私の住んでいたアパートの大家さんの娘さんでした。
エジプト料理を作るというので、作り方が知りたかったのでお手伝いをすることにしました。
料理をする前にスークにお買い物へ行きました。
すぐ近所に鶏を売っているお店やさんがあったので、そこでスープの素材である鶏を仕入れます。
バタバタ騒ぐ鶏を、お店の人がちゃんと重さを量れるんだろうかと怪しまなければいけないぐらい年季の入った秤にがーんと乗せます。
そのあと、ハラールの方法で鶏をさばき羽を大きなトゲのついたようなドラム洗濯機のようなのにいれて
ぐるぐると回し羽を落としていきます。
この投稿をInstagramで見る
まだ生生しいチキンをどさっとスーパーの袋に二羽入れて、次はモロヘイヤを購入、、、
というように材料の調達からしていきました。
朝の時間を丸々つかって集めた材料とキッチンに行き、野菜を洗ったり乾かしたりします。
アラビア語で「油をひく」「炒める」「ゆでる」などハナアさんが言う言葉がなんだかすぐに理解できたのは不思議でした。
その時一回しか作ったことのないスープでしたがレシピもすぐに覚えることが出来ました。メモは取りました。
日本では使いなれないような調味料もほとんどすぐに覚えることが出来ました。
一体これはどうしてなんだろう、、、と。
お料理中だったので、目の前にならんだ素材と素材をどう調理していくかという場面があったということ。
お料理という行動自体が日常的にとても自分になじみのあることだということ。
特に調味料は香りが独特だったのですぐに単語と香が結びつき覚えることが出来たのだと思います。
そこからです、アラビア語の言葉が耳を素通りしなくなり理解ができるようになったのは。
前置きがだいぶ長くなってしまいました。
文字を覚えたところから単語を覚える場合で大切なことは何かというと。
自分にとって身近なことを覚えると効果があるのだということが言いたかったのです。
食べ物やお料理するという行動はとてもなじみの深いことですよね。
なので今回のアラビア語集中講座では「キッチン」にまつわるアラビア語で
単語を100個覚えようという内容にしました。
講座はメールで10日間x3回の一か月の講座になります。
1クール目 どんな単語が印象に残っているでしょうか。
2クール目 一回目より二回目
3クール目 結構聞き覚えのある単語が増えてる!
動画はいつでも見返せるので10日間が終わったあとも復習に役立ててください。
同じことを何回かゆっくりと繰り返すことで、少しずつ単語が記憶に残っていくという体験を通して
文字の段階から、アラビア語の力を一段アップしてみませんか?
お申込みはこちらからです。
↓↓