アラジンの実写版の映画が6月7日から公開されています。
すこしまえに、アニメ版のアラジンがテレビで放映されて、すっかり我が家の末っ子君は砂漠の風景とジーニーのファンに。
そんなアラジンですが、俳優さんがエジプト系の方ということで、一気に興味がわいてきています。
MENAMASSOUDさんのインスタグラムより引用
今回は、そんなアラジンについて思いを巡らしてみたいと思います。
アラジンという言葉には小さいころからなじみがあった
アラジンという名前は、古くはうちにあるストーブの名前がアラジンでした。
ランプじゃないけれど子供心にデザインがかっこいいと感じていました
何処にかいてあったかは忘れたのですが、確かアラジンの魔法のランプのロゴも入っていて、幼心にアラジンという言葉とストーブがしっかりと結びついていました。
なので言葉としてアラジンというのは、とても身近な言葉だったと思います。
アラビアンナイトにおけるアラジンのお話
アラジンのお話というのは、千夜一夜物語のなかの一つの話として位置づけられています。
でも、このお話は最初に出来上がっていた、千夜一夜物語とはまた別にかなり後のほうになって付け加えられたお話といわれています。
フランス人のアントワーヌガランがフランス語に翻訳して、それからこのアラジンを付け加えた
という説があります。
千夜一夜物語そのものが、作者がおらず、時代をへてお話が増えていったという背景をもっています。
そういう意味では、実写版のアラジンでも本の中には書かれていなかったキャラクターが登場したり。
もともとのお話には語られていなかったエピソードが盛り込まれていたりと、現代になっても、千夜一夜物語は変化を続けている性質をもつ不思議な物語なのです。
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最新版アラビアンナイトのアラジンの魅力
最新のアラビアンナイトとして、実写版の魅力はなんといっても、ジャスミンとアラジンです。
アニメをもとにつくられた実写版ということで、俳優さんはできるだけアニメのイメージに近い方を選んだのではと思われます。
それにしてもアラジンが、、、アニメのアラジン以上にアラジン。
もともとのお話はどこの国とアラジンのお話のなかのも書かれていません。
アラジンの住んでいる国の名前は「アグラバー」といってどちらかというとインドっぽいですし。
でも俳優さんの選出にあたっては、できるだけアラビア系の人をというお話があったそうです。
それで、今回メナマスードというエジプト系カナダ人の俳優さんが大抜擢。
本当にいままでどの映画でも見かけたことがない方です。目が大きいのがとても素敵。これからどんどん活躍してほしいです。
(うちの次男君に似ている雰囲気も少しあって親近感がとてもあります。かってに。。)
アラジン役のメナマスードさん
こちらのアラジン役のメナマスードさんのインスタグラムではアラジンに関する映像などもみれてとても楽しいです。
Menamassoud インスタグラムより引用です。
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