秋もそろそろ終わりに近づいていますね。アリフライラ書店でもなんだか冬にむけて在庫整理などが始まっています。地味に人気のある本などを紹介していくシリーズの第二弾です。

 

まあ、ラク君そうやってオススメの本って言われるとなにかしら?って思うけど、ちょっと羽橋さんが大好きな本の紹介っていったほうがもっと近いんじゃないかしら?

 

でも、まあ本を紹介していくにあたってはその人ならではの「視点」というのがあったほうが面白いかもしれないですよ。現在注目を浴びていない本でも、長年生き残ってきた価値観というものをもう一度見直したりっていうのは案外新しい発見につながるんです。

 

羽橋さんが大好きな本っていうとそんなに堅苦しい本じゃなくって、気軽に何度読んでも面白いという本の紹介が多くなるかもしれないわね。それじゃラク君前置きはそれぐらいにしてお願いするわ。

あなたがエジプトに興味をもったきっかけは何でしたか?

 

 

私がエジプトに興味を持ったきっかけはきっと、「世界ふしぎ発見!」だったのではないかと思います。

 

たびたび組まれる古代エジプトの特集に興味をそそられないでいるなんて難しいことです。

 

いつかピラミッドを見てみたいな、と思ったりしました。

 

 

古代エジプト文明のヒエログリフ

 

古代エジプト文明で一番魅力的なのはどこでしょうか?きっと人によって惹かれる部分というのは違うと思います。私の場合ですが「ヒエログリフ」が古代エジプト文明の中でも一番面白い。

 

ひとつ一つの文字にしっかりとした「イラスト」や「ピクトグラム」のような形がある、あんなに面白い文字ほかに見たことないですよね。

 

ヒエログリフの掘られた壁には、カラフルな絵も描かれています。

 

古代エジプト遺跡に掘られたヒエログリフや絵はすべて来世に行くための祈りを表しています。

 

ヒエログリフで綴られた「言葉」にはどんなことが書かれているのか詳しくわかる美しい本が、今回紹介したいオススメの一冊になります。

私の手元にある本の表紙はもう少し穏やかな写真が使われているのですが、2002年発行のものなので古い版になんです。今の表紙はもう少し派手目になっていますね。

 

 

図説エジプトの「死者の書」です。

 

タイトル 【図説】エジプトの「死者の書」

 

著者:村治笙子 片岸直美  

 

写真:仁田三夫

 

出版社:河出書房新社

 

ふくろうの本シリーズ

 

本の中をパラパラと見たときの印象

 

この本の一番の押しはなんといっても「写真」です。

 

ぎっしりとレイアウトされた写真は、今すぐに古代エジプトの遺跡を見に行けない読者をすぐにその場所まで連れて行ってくます。

 

Youtubeで見るのもいいのですが、ピシッと写真で切り取られた「ヒエログリフ」とエジプトの神々の絵を目に負担なくみることができます。

 

カラーの写真も多めなのですが、ところどころ黒白の写真になっています、出来ればカラーが良かったっておもいます。

 

でも、このコンパクトな一冊にこれだけの、写真が納められていることを考えると贅沢いっちゃいけないのかもしれません。

 

写真の合間を縫うように書かれている解説の文は古代エジプトの人々がどんなことを考えていたのかを教えてくれます。

 

写真を見た後に、文章を読むと古代エジプトにものすごく深い知識をもった腕利きの観光ガイドさんに付き添われているような気持ちになってきます。

 

本の目次を眺めてみよう

 

目次を読むだけで、もうドキドキしてきてしまうのは私だけでしょうか。

 

そんなに、ドキドキするほど古代エジプトが好きでしたか?と思わず自分に問いかけてしまいたくなるほど何故かドキドキしてしまうのです。

 

いったいどうしたんだか。

 

とりあえず、他の方もこの目次をみてドキドキするのかどうか、試してみたいと思います。

 

序章:「呪文」で探る古代エジプト人の彼岸

 

第一章:西方へ旅立つ者との別れ

 

第二章:来世で守られる死者

 

第三章:太陽信仰の世界

 

第四章:自由なバー

 

第五章:オシリス神の死者の裁判

 

第六章:来世での至福の生活

 

 

大きな章だけを上げてみたのですが、あまりドキドキ感が伝わらなくなってしまいました。

 

この章だてのなかにはさらに細かく目次が書かれています。

 

どこか一か所だけ紹介したいと思います。

 

もう少し詳しく中味~第三章の後半の方にこうあります

 

4 呪文100 死者がラーの聖船に乗船するための呪文
 

完全なるアクとなって、ラーの聖船の神々 

 

ちょっとだけヒエログリフ

 

5 呪文136B 炎の輪を通るためにラーの大船で航行するための呪文
 

天の大河を渡る

 

ちょっとだけヒエログリフ

 

6 呪文149 神々の国の14の領域
 

天上世界の空間 何もかもが巨大なイアルの野 期待される来世とは?

 

ここにある、「ちょっとだけヒエログリフ」気になりませんか?

 

ここを読むと思わずヒエログリフを真似して書いてみたくなります。

 

面白い図がたくさんある!たとえば 「神々の国の14の領域」

 

この部分をパラりとページをめくりますと、神々の国を14個の図であらわした「ネブセニイ」の死者の書が書かれています。

 

ゆるキャラ?と思えるようなコミカルな絵がたくさんでてきたりします。

 

シーラカンスみたいな大きなうろこの魚。

 

マーライオンみたな形をしたお茶目な長い髪をしたライオン?

 

お腹がいっぱいのワニが電球のような吹き出し口で何か言っている、、、、

 

本当になんどながめても面白いんです。

 

ちょっと惜しいことに、黒白でしかも写真が小さい、いつもこのページを見る度に大きな図を探そうと思ってページを閉じてそのまま忘れてしまうんですけどね。

 

現代によみがえったエジプトの神々~「とーとつにエジプト神」

 

こんなコミカルでかわいいヒエログリフ、やはり楽しさがわかる人っているんですね。

 

「とーとつにエジプト神」というキャラクターがあるのをちょっと前にツイッターで見かけましたが、今度はアニメ化されるそうです。

 

可愛い。

 

 

 

最後に

 

全編を通して、死者の書にかかれている文言のことを「呪文」といっているのがなんとかならないかな、と思ってしまう。

 

これは当時のエジプトの人々が来世にいくための「お祈り」の言葉なんだと私は思うから。

 

呪文ってイメージ的に「呪い」だとか他の人が聞いてもわからない「悪意」を含んだ言葉そんなイメージありませんか?

 

確かに、現代の私たちにはヒエログリフをぱっとみただけでは、意味を理解するのは難しいと思います。

 

でもオススメのこの一冊を通して伝わってくるのは当時の人々が無事に来世にいけるようにと、祈りの言葉をつづっているそう思えます。

 

決して、意味不明の呪いの言葉などではなく、明確にどんなことを望んで言葉がつづらているのかわかります。

 

日本でも神社などに行くと、厄払いやら祈願など「祝詞」といわれるものがありますが、それは「呪文」とは言ワないかなと思ったり。

 

だから、もしこの本で一か所だけ気になるところがあるとすれば、「来世」への古代エジプト人の祈りの言葉が「呪文」といわれている部分だと思います。

 

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