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アラビアの国ファイル①~「Bahrain」二つの海という意味がある国

サラーム

アリフライラ書店のライラです。

アラビア文化とアラビア語の魅力を伝えたい、という想いのもとに最近思うことがあります。

アラビア文化って本当に広いということです。とらえ方によってはきっとどこまでもどこまでも続いていきます。

作者不明のアラビアンナイトと同じような感覚に陥ります。

ですが捕まえようと思わないと捕まえられない幻の蝶のようなもので、口で十回ぐらいいっていたら、叶うというのがこの漢字の由来かどうかはわかりませんが、思いを動かそうと思います。

そこで今回はシリーズものとして国ごとに少しずつではありますがアラビア語が話されている国だったり、アラビア文化とゆかりの深い地だったりを取り上げていきたいと思います。

きっと地球一周しそうです。まあ、でもライフワーク的なものもありますのでまずは何事も一歩からです。

最近手に取った本はこれ

ちょっと前にですがこんな本を図書館で借りてきて読んでいました。

ヒエログリフとか雑記に挟まれて投稿されたこの本です。メモ代わりに何でもツイッターに残しておくのですがいつも好んで読む本とは

45度ぐらい角度の違う本にしてみました。

文章が片面2段で組まれていて、片面には文章をまとめた図が乗っていて感覚的に文章で読んだことをすっきりと整理しながら読み進めることができる作りになっていました。

とりあえずこの分野に関してはほとんど関心がなかったので、とりあえずざっくりと分野的な雰囲気がつかめればいいかなと思ったのです。

本の目次から

興味のあるところが見つかりやすい目次の面白い作り

Chapter4 世界各地に拡がるイスラム金融の実態

24 バーレーンには400近い金融機関、保険会社があり、その総資産残高は1000億ドル以上。中東最大の集積地・・・100

25 バーレーンでは一般銀行とイスラム銀行との関係は密接で、イスラム金融が大きく伸びている・・・104

26 サウジアラビアでは、宗教と法が一体で、シャリアが商業行為全般を規制。イスラム金融に関する法はない・・108

というように目次を読めば何が書いてあるのかバッチリわかるようになっているのです!ということでバハレーンのところを読んでいるときに見つけた

お気に入りの記述はこちら。

本の中にでてきたバハレーンという国について

この中でバハレーンという国についてちょっと、フフフっとなる記述に出会いました。

P107ページにあったバーレーンという国の短い紹介のあるところから

首都 マナーナ

人口 68万人(2004年)

通貨 バーレーンディーナール 
地理 ペルシャ湾のバーレーン島を主島とした大小33の島から構成、国土の大半が砂漠と石灰岩に覆われている。

政治 立憲君主制

経済 GDPの約30パーセントが石油関連事業によるもの。サウジアラビアとは橋一本で結ばれているため、経済的な結びつきが強い。

中東のビジネスの拠点、金融センターを目指している。

言語 アラビア語が公用語

宗教 イスラム教
(引用 「知らなきゃヤバイ!イスラム金融~利子禁止の金融手法が世界を席巻する」)

気になる記述その1

通貨 バーレーンディーナール (←ディーナールって昔話にもでてくるお金の単位です、これを見るとアラビアン!って思います。)

気になる記述その2

サウジアラビアとは橋一本で結ばれているため、経済的な結び付きが強い。この部分がとても面白い表現だとおもいました。橋一本では結び付きが弱く感じられてしまいませんか、、、

ここはイスラム金融とはまったく関係のない重箱の隅をつつくようなどうでもいいところなのですが。

橋一本でつなげられるぐらいものすごく距離が近いんだから経済的な結び付きが強いんですよね!

日本国内で橋一本でつながっているところへ行ったことあるのは、何か所かありますが四国と本州とかでしょうか。

橋一本でつながっているぐらい近いので同じ日本という国です。

本州と四国が別の国、、、、て思うときっと切ろうと思ったって切り離せないぐらいの関係なんじゃって思ったりしてしまいます。

バハレーンとサウジアラビアをつなぐ橋どんな橋なんでしょうか。

YouTubeバハレーンとサウジアラビアをつなぐ橋を見てみよう

バハレーンの地図

橋の名前は King Fahd Causeway

地図を拡大するとアラビア語表記で地名を見ることができます。

こんな風に書いてあります。

もっとバハレーンについて知りたいと思ったら

バーレーンに行ってみたらやってみたい10個のことをまとめたビデオ

バーレーンの風景やバーレーンで暮らしている人の様子が伝わってくるVlogです。

おまけ

今回の本はこちら

知らなきゃヤバイ!イスラム金融~利子禁止の金融手法が世界を席巻する。

永井隆昭著 楠本博、勅使河原明監修

B&Tブックス日刊工業新聞社

2009年10月30日 初版1印発行

Amazonで購入できますが、たぶん図書館にもあります。

この本がかかれたのが12年前ですので、最近の状況を知るという意味ではちょっと物足りないかもしれないですね、

なので、最近の状況を知るにはどんな本があるのかまたピックアップしたいところと思いAmazonをさまよったのですが、、

2007年から2010年あたりでイスラム金融についての本というのがほとんどです。

Amazonの検索まどにキーワードを入れただけなのでほかにもまだあるかもしれませんが、情報をまとめるよりも

最新の動向を追いたい場合は経済紙や経済関連のコンテンツを追ったほうがよいのかもしれません。

本を読みながらちょこちょこと感想とか

イスラム金融という入り口からイスラム文化に触れるのも面白いと思いました。

あんまりなれない分野だと息切れしそうになりますがそんな時は軽ーく。

自分の身の回りの経済といえば!某薬局さんのポイントとか!

それではまた

ハショフコム マッラタニヤ インシャーアッラー
サラームアライコム

ライラ

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