サラーム
アラビアニスタのライラです。
ゴールデンウィークの初日から雨が横殴りに降っています。
そんな日にゆっくりと手にとれば楽しい時間が過ごせるのが ”古代エジプト”にまつわる本ではないでしょうか?
いつものタスクを横線で一つ一つ消しながら時間と押しあいながらの時間に手にしたら大変な種類の本です。
もし、普段の日に”古代エジプト”の本を手にしたらおそらく、タスクのかかれたメモは明日に持ち越しになること請け合いです。
外にでるにはおっくうな、普段手にしては危険な1冊の書といえば、”古代エジプト”関連の本であることは間違いありません。
危険で貴重な”積読”コレクションの中から選ばれたのがこちらの本になります。
本の紹介をするときに、いつも困るのが本の中身を話しすぎてしまえば、読む人の楽しみがなくなってしまうし、、というところです。
なので出だしで気になった読書メモ的な部分だけ紹介しようと思います。
『古代エジプト』失われた世界の解読
笈川博一 著
講談社学術文庫最近すこしずつ読んでいるもう一つのエジプトの本は当時のパピルスなどを翻訳したもので、こちらの本は私たちのエジプトに対する知識が偏っている!
といっている。古代エジプト全体を理解するための解説書のようだ。#古代 pic.twitter.com/Nk4YD31CqJ— アラビアニスタLayla@アラビアの魅力を発信中 (@pyramidandmoro1) April 13, 2022
「古代エジプト」失われた世界の解読の目次
第一章 古代エジプトの国土と人々
第二章 古代エジプトの歴史
第三章 宗教と神話
第四章 死と来世
第五章 言葉と文字
第六章 文学作品
第七章 王の王、ラアメス2世
「古代エジプト」失われた世界の読んでいてツボに入ったところ
著者の笈川博一さんが専門が古代エジプト言語学ということで、古代エジプト文字に関する解説も入っていて、ヒエログリフや古代エジプトを理解するキーワードを
ヒエログリフで何というか、なんと書くかがシンプルに紹介されていて、ヒエログリフを知りたいなと思い始めた人には面白いポイントが多い。
例えば
エジプトの地は「ナイルの賜物」といわれますが、
緑が良く茂る土地は黒い色で表され、
その土地という意味で当時のエジプトは
ケメト と呼ばれていたそうです。
ヒエログリフで書くと こんなふう。 pic.twitter.com/HZIXIhBb86— アラビアニスタLayla@アラビアの魅力を発信中 (@pyramidandmoro1) April 30, 2022
「古代エジプト」の表紙のパピルスは何を表しているのか
結構この本の表紙絵はシュールなんだ
死後の世界のことが書かれている
黒い犬の顔をしているのがアヌビス
右の天秤には真理の女神マアトの羽
左の天秤には死者の心臓 https://t.co/vbCzi5Yq8G— アラビアニスタLayla@アラビアの魅力を発信中 (@pyramidandmoro1) April 30, 2022
「古代エジプト」失われた世界の文章が面白い
この古代エジプト 失われた世界の解読を読んでいいて
いちいちしびれるのはこの文章の雰囲気もあるかもしれない。
まじめに書いてあるんだけど、一文一文がつぼに入るのはなぜなんだろう。たとえば、”魚と水鳥のほかにはワニとカバの世界だった。”
今でもエジプトの動物園で元気がいいのはカバ— アラビアニスタLayla@アラビアの魅力を発信中 (@pyramidandmoro1) April 30, 2022
最後におまけ
古代エジプトのことをもっと知りたいなと思った人におすすめはこの一冊です。
【エジプト神話集成】
・「雄弁な農夫の物語」
登場人物
・クーエンアンプー 農夫
・メリト 妻
・トゥクナクト 家令頭
・メルーの子レンシ 領主
・ネブカウラー 上下エジプトの王 https://t.co/ArevHF3xrs— アラビアニスタLayla@アラビアの魅力を発信中 (@pyramidandmoro1) April 13, 2022
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