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アラビア語に興味を持つきっかけ~お料理したり食べたりしながら覚えると忘れにくい

サラーム

アラビアニスタのライラです。

アラビア語に興味を持つきっかけは人によってさまざまだなということを思います。

アラビア語といってももっと細かく分けると、それぞれの国や地域によって特色がかなり異なります。

エジプトとドバイとモロッコといったら同じアラブ圏ですけど、方言も違いますしお料理も違うと思います。

 

そんなときに、アラビアの文化を感じながら言葉を学ぶ良い方法があります。それはお料理です。

ごはんを食べない人はいないですよね、そして日本のお料理とは違ったお料理を知ることはとても楽しい文化交流になります。

お料理は実際に、材料を目の前においてそして、それを測ったり、刻んだり、炒めたりといった動作をしながら進んでいきます。

まだその国の言葉を実際にほとんどまったく知らなくても、重さを測ったり、刻んだりすることを見て何をしているのかわからないということはあまり

ありません。

小さいころに見ていた、ノッポさんとゴン太君の工作の番組ありましたけど、そういう感じです。

お話しはないんだけど賑やか、結構いっぱい言いたいことがあふれてきてしまう、そんな番組でした。

そして、お料理を作るという同じ空間を共有しているということがものすごく印象的なので、あとて思い出したときにものすごい臨場感に

あふれて思い出すことができます。

アラビアンの国のお料理を食べてみて、また食べたいなと思ったときはまたそのレストランに行く方法もあるかもしれませんが、

いつものお料理に一つメニューを増やすことができたら楽しかな~って思います。

 

作るのが簡単なソウルフード

 

エジプト料理でよく癖になるといわれるお料理はいくつかありますが、その一つは「コシャリ」です。

コシャリは一回食べるととてもパワーが出るお料理です、別の言い方をすればカロリーが高めです。

日本でコシャリに相当するものがあるとすれば、ラーメンが近いかなと思います。

材料がとてもシンプルなのですが、お店によってなぜか味が違うという面白い現象が起きます。

主な材料は

トマトソース

カリカリに上げたオニオンチップ

シャッタ(チリソース)

ホンモス

アッツ(レンティルビーンズ)

マカロニ(サラダマカロニぐらいのサイズ)

お米

シャーレイア(ほっそーいマカロニ)

以上です。

 

 

作り方もそれほど複雑なかんじではないです。

 

 

 

材料の分量を変えると食べやすくなる

 

個人的に好きな材料の割合としては、アッツ豆少な目、(これはとてもお腹にもたれる)ホンモス多め(ほくほくして、ポップコーンのような

軽さがある)そして、オニオンのカリカリ山もり。トマトソースはトマト缶からつくるのではなく、高いけどフレッシュトマトから

ニンニク少な目でコトコトつくるのがいい。炭水化物の重たさをさわやかに軽くしてくれます。食べすぎてしまわないようにトマトソースは

たっぷりかけないほうがいいかもしれない、フレッシュトマトソースをかけると、美味しくてモリモリ食べすぎます。

 

エジプトにも人気のコシャリ屋さんというのがいろいろありますが、

たぶんお店によって味が違うと思います。

エジプトの夏などはとても暑くて体力の消耗がものすごく激しいので、コシャリぐらいどっしり食べないと

体が持たないのかもしれないです。

このお料理の最大の特徴は、お肉が使われていないということです。

ベジタリアンの人でも食べれますね。

 

お料理から見えてくるその土地の様子

 

あともう一つ、お料理を知ると文化がわかるという特徴があるのですが、

アラビア語圏というのはほとんどがイスラム教徒の多い地域になります。

なので、お料理もハラールという基準でつくられていることが多いのです。

エジプトにはコプト教徒の人がいて、コプト教徒の人はキリスト教徒なので豚肉を食べます。

でも、普通のスーパーにはあまり豚肉を売っているのをみかけたことがありません。

コプト教徒の人が良くいく場所とそうでない場所にお肉というのは分けられているのだと思います。

でもコシャリなら、「お肉」がまったく入っていないので、イスラム教徒の人もコプト教徒の人も問題なく食べられるということになります。

なので、アラビアンな地域で食べられているものを注意深く観察するとハラールのお食事という風景も見えてくるのではないかなと思います。

 

お料理のおいしさに国境はありませんし、お料理をする楽しさにも国境がありません。

最後にコシャリの作り方をご紹介します。

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