サラーム
アラビアニスタのライラです。
今日も古代エジプト文明へ迫っていきましょう。
エジプトの古代の神々が最近はキャラクターグッズとして大人気ですが、あなたのすきな神はどれですか?
古代の神々が現代においても人の心をとらえる要素をもっているというのは興味深いです。
古代エジプト神々は人間の体に動物の頭をしていたりするので、キャラクターとしてデザインしやすいところがあるのかもしれないです。
個人的に好きな古代エジプトの神といえば、きちんとそろえた前足に優雅な姿勢をした猫のバステト女神です。
古代エジプトにおける猫の守護神か何かなんだろうかって思いましたが、そうではありませんでした。
以前の記事にも書いたことがあるのですが、古代エジプト文明という流れそのものがひじょーーーに長い時間をかけて続いたものでした。
それに伴い古代エジプトの神々もそれぞれの時代において役割というか位置づけが変わっていきました。
はじめから形のきっちりと決まった神話があったわけではないのです。
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そして、今日は猫の姿でえがかれることの多いバステト女神なのですが、いったいどのような女神様なのでしょうか。
少し見ていきたいと思います。
古代エジプトの神様について知りたい時にピッタリの本
古代エジプトについての本は沢山ありますが、写真多め、文字大き目で読みやすく、知りたいことが端的にまとまっている
本を一冊ご紹介します。
「図説古代エジプト誌 古代エジプトの神々」 著者 松本弥 です。
どんな内容の本なのかはこちらの記事を参照にしてみてください。
猫の姿のバステト女神には信仰の中心地というのがあって、エジプトのバセトというところです。
本文からその部分を引用します。
P33
信仰の中心地は下エジプトのバセトで、(ギリシア名:ブバスティス、現:テル・バスタ)で、その名は「バセトのもの(女性)」という意味です。
本文には「バセト」という地名の横にヒエログリフが添えてありました、こんな感じです。
エジプトの国土は現在も古代も地中海からナイル上流に向けて上下に長いという特徴があります。
ナイル河沿いに遺跡が点在していることからもよくわかります。
下エジプトというのはナイル河が流れこむ地中海のほうをさします。なので「下エジプトのバセト」というのは今のデルタ地帯にあると思われます。
実際にどのような都市なのか場所を確認してみましょう。
地図で場所の確認はできたので、次は風景が実際にどのようなものなのか映像でも見てみたいと思います。
なんだか、遺跡が派手に転がってます!!!遺跡が壊れてそのまま放置されたような、、、
壊れていないものは博物館に収められているようですが、さすが遺跡が大量にある地域では柱の一本や二本
転がっていても普通なのかもしれません。
だいぶ話が長くなってしまいましたので、次の記事につづきます。
それではまた