サラーム
アラビアニスタのライラです。
今日もアラビア語の興味深い表現の特徴をお伝えしたいと思います。
数の表現について、アラビア語には「二つの○○」を表す表現があります。
・単数形
・複数形
とは別にもう一つ
・双数形
というのがあります。
今日はこの双数形についてです。
文法を始めてすぐにでてくる「二つの○○」を表す形には、「人称代名詞」を表す表現の中に
この「二つの○○」がでてきます。
あなた (男性形)は アンタ
あなた 女性形 は アンティ
あなた方 二人 になると アントマー といいます。
もう一つは
彼 は フワ
彼女は ヒヤ
彼ら二人 になると フマー となります。
エジプトアラビア語などではこの人称代名詞の双数形を会話では使いません。
あえて二人という時は 「彼ら」と「2」という数字を組み合わせて「ホンマ イトネーン」といったりします。
もう一つ「二つの○○」の表現の例を挙げてみます。
今度は名詞を双数形にするときの基本の形です。
教師という単語を二人の教師という双数形にしてみましょう。
今回の文法の話では詳しくは触れませんが、
アラビア語の名詞には「主格」「属格」「対格」という格がありそれぞれ、単語の語尾が変化することで
区別することができます。
もう一つ双数形の例をみて、パターンを覚えてください。
女性形の名詞には語尾に^「ターマルブータ」が付いています。その場合は形はどのように変化するでしょうか?
単数形と複数形のほかに二つに特化した単語の変化があるのはちょっと意外でしたね。
アラビア語レッスンで参考書として使用している本の最初のほうにはでてこなくて、結構あとになってから
でてくるの今回は説明をしてみました。
それではまた