今日は単語の最後につけられるタンウィーンについてです。
タンウィーンは「Nの音を付ける」という意味があります。
それでは、タンウィーンがどんなふうに書かれるのか、
詳しく見ていきたいと思います。
タンウィーンをアラビア語で
これはアラビア語でタンウィーンと書いてあるものです。
タ~、ヌーン、ワーウ、ヤー、ヌーン
で続けて読むと、タンウィーンになります。
ヌーンの音が最後につく様子
どのようにして、ヌーンの音が単語の最後につくのか、みてみましょう。
この単語は 「リサーラ」と読んで、「手紙」という意味があります。
リサーラにターマルブータがついているので、これは女性名詞ということが分かります。
ターマルブータの音は T の音です。 それに「AN」 をつけると「T AN」になります。
でもここでは、 T AN とは書かずに、元の単語の形をたもったまま、ファタハターンを付けることですっきりなっています
。
つぎにタンウィーンの種類を見てみましょう。
タンウィーンの種類
タンウィーンには 母音の A をあらわしたファタハ。
I の音を表した カスラ。
U の音を表した ダンマ。
を二つ重ねたものがタンウィーンです。
それぞれ、「アン」「イン」「ウン」と読みます。
それぞれのタンウィーンをもう少し詳しく
母音の「ア」の音が二つ という意味で、ファタハターンといいます。
ファタハ に アーン と伸ばした音をつけると、それは「二つある」ということを表します。双数形を表現します。
母音の「イ」の音が二つという意味で、カスラターンといいます。
最後に、母音の「ゥ」の音が二つという意味で ダンマターンといいます。
ダンマターンには3つの形がある。
こちらに書いたのは、3つともすべてダンマターンのタンウィーンです。
真ん中の形などは、陰陽マークの「太陰太極図」を彷彿とさせます。
どうしてこんなにいろいろな形ができたのか気になりますが、それはまた今度。
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