サラーム
アラビアニスタのライラです。
アラビア語を学習を始めるのが4月だったというお話しをたまに聞きます。
春になると桜の開花が気になったり気持ちが新しくなったりします。
今日は初級の文法で最初のほうから意識しておくと、少し長めの文章を読むことや、会話でも旅の会話以外の実用的な会話をするときに、戸惑わなくなるポイントをお伝えします。
初級文法の時に意識しておくとあとで便利なこと
複数形の形について、単語がでてきたらその複数形をメモしておくといいということです。
英語の単語を学んでいたときのことなんかを思い出してみると、感覚がつかめるかもしれません。
ただ新しい単語の意味を一つ知るだけでなく、ほかのどのような使い方があるのか見たり、ほかの単語で同じような意味のものを一緒にメモをしておくと知らないうちに語彙が増えたり理解できる幅が広がっていたりします。
日本語も少し古典的な表現にあたりますと、日常ではあまり使わないような用法や、文学的な漢字にであうことがあります。
その時にその周辺にあることも気になることはメモをすると、すこしずつ語彙がふえたり文法についての理解が表現するうえで使えるようになっていたりします。
アラビア語の教本や学習範囲の設定の仕方にもよると思うのですが、アラビア語の初級はとにかく最重要ポイントを押さえることに集中していて、細かなところはあとでどっさりと出てくることが多いのです。
そのどっさり出てくるまえに、すこしずつ初級でもやっておくとあとで理解がスムーズにいくことに複数形があるかなと思います。
アラビア語的な音の伸び方になれてしまう
モノは単数ででてくるときと、複数ででてくるときは同じぐらいですよね。
単数だけでなく、複数形のことを知っておくと便利なことに、アラビア語の音の特徴に自然と親しむことができるからです。
音の特徴というのは、基本の音を残したまま、母音を伸ばしたものをその単語の基本をつくっている文字の間に挟んでいくということです。
パターンが最初は複雑に感じるのですが、複数系に親しんでおくとそれに慣れることができます。
実際にどのように、長くのばした音が追加されて単語の形が変化するのか見てみてくださいね。
一つ目の単語はこちらです。「辞書」
単数形と複数形の音の変化は?その1「辞書」
辞書の単数形はカームース
複数形はカワーミース
中心になる音は Q M S
単数形と複数形の音の変化は?その2「レストラン」
単数形の時、マタアム。複数形の時、マターイム
中心になる音は T A m
単数形と複数形の音の変化は?その3「友達」
友達の単数形はサディーク、複数系はアスディカーウ
中心になる音は S d q
いかがだったでしょうか?単数から複数になるときに、伸びる母音や母音がプラスされて単語の形が大きく変わったようなかんじになりませんか?
でも母音のほうではなくて、中心になる音を見失わないようにする習慣がつくと、アラビア語の単語がつかみやすくなります。
それではまた!
4月末まで新規の女性のための国際アラビア語(フスハー)の文法講座の個別レッスンの募集をします。
今まで夜の部を中心にしてきたのですが、昼の部はありませんか?という声もちらほらありましたので、
昼の部の開講も数名分考えています。
若干名なので人数が集まりしだい締め切ります。
体験レッスンもやってます。
↓↓